トヨタのアルファードとその兄弟車であるヴェルファイアで大規模リコールが行われています。
2002年に初代アルファードGが誕生し、2008年には派生モデルとしてヴェルファイアが登場。
アルファードはファミリー層向けの高級ミニバン、ヴェルファイアは若者向けのスポーティなミニバンとして、長年にわたり高い人気を誇り、2023年にともにフルモデルチェンジを実施しています。
【ヴェルファイア】アルファードとヴェルファイアの違いを教えて。 | トヨタ自動車WEBサイト
こちらの情報から、今回のリコール対象となっているおおよその期間(2015~2022年)の販売台数は、アルファードがおよそ49万7千台、ヴェルファイアがおよそ25万7千台で、両方合わせて約75万4千台です。
したがって、対象期間に販売されたうちの半数強、じつに55%がリコール対象になっています。
今回の不具合箇所は2箇所あります。
ひとつはオルタネータ(発電機)で、部品の耐久性に問題があり、長時間アイドリングしたり特定のエンジン回転数で走行したりすることで部品が破損し、最悪の場合は走行中のエンストに至る不具合です。
こちらのリコールに該当するのが415,486台です。
もうひとつはボンネットのモールディング部分で、温度変化で取付部に力がかかることで亀裂や緩みが生じ、走行中の衝撃等で外れ落ちてしまうことがある不具合です。
こちらのリコールに該当するのは89,871台です。
2025年 | アルファード、ヴェルファイアのリコール
トヨタ自動車 「アルファード」など2車種合わせて約43万台リコール
さらにまったく別のリコールも行われています。
こちらの不具合は、燃料ポンプの部品に問題があって変形することがあり、最悪の場合は走行中のエンストに至る不具合です。
こちらはアルファードとヴェルファイア以外の車種を含む54,577台が対象となっていて、そのうちアルファードとヴェルファイアは49,516台が該当しています。
2025年 | アルファード、ヴェルファイア、カムリのリコール
LEXUS > リコール等情報 > リコール・改善対策情報 > LC500、RX450h、RX450hL
このリコールは、2020年3月から続いて報告されている、デンソーの燃料ポンプの不具合の400万台以上に及ぶリコールの、新たな届け出となります。
デンソー製燃料ポンプ不具合、「アルファード」「カムリ」など8車種5万台リコール
デンソーからはまだアナウンスされておらず、昨年1月の続報が掲載されたままです。
当社製燃料ポンプに関する対応について(続報) | ニュースルーム | ニュース | DENSO - 株式会社デンソー / Crafting the Core /