事案の発生
大阪市立小学校
事案の概要
10月1日、大阪市立小学校の校長が個人のSNS上に、同校で開催された運動会での学校サイト掲載用の児童らの画像、校長個人が撮影した保護者らの画像を、被写体本人の同意を得ずに投稿していた事案です。
影響範囲
児童18人と保護者13人の個人が特定できる画像が、10月5日に削除されるまで不特定多数から閲覧できる状態でした。
個人が特定できる画像については、個人情報に該当するものの個人情報保護法上では個人データーには該当せず、本人の同意を得ずに投稿しても法律に違反するものではありませんが、利用目的を通知することは必要であり、本事案の場合は運動会の行事報告や卒業アルバムへの掲載に限定する等の利用範囲を示すべきでした。(第三者提供の制限の原則)
また個人情報とは別に肖像権についての配慮も必要であり、個々に同意を得ることができればベストですが、少なくとも本事案では運動会の案内や開催中の放送等で、写真を公開する可能性があることと、不都合がある場合の相談窓口を伝えておくべきでした。
詳細は、大阪市教育委員会が発行した次のリリースに掲載されています。
※これまで月別に掲載していた過去のセキュリティ事案の一覧は下記に移設し、随時更新することにしました。